医療の現場で、自分たちの学んでいる「情報科学」の重要性を再認識できました。
もともとは放送業界に興味があって市立大学の情報科学部へ入学しました。でも、医療の分野にも興味があり「情報医工学プログラム」のガイダンスがあったときに受講を決めました。でも、実際に学んでみるととても面白くて、放送業界だけではなく、医療の分野も将来の視野に入ってきました。特に広島県立病院での実習は、自分たちが学んでいることの重要性がわかってやる気につながったと思います。
例えば、総合病院で使っている電子カルテなど、自分たちが学んでいる「情報の共有化」などが医療の現場にダイレクトに活かされています。総合病院では、医師が患者の情報を電子カルテに記入し、それを看護師やスタッフの皆さんがみて、一日の業務や医療計画をたてています。実際に看護師の方から、「この電子カルテがないと、仕事が成り立たないのよ」というような話を聴けたのが、すごく良かったですね。
「友だちに誘われて」というような気軽なスタンスでも受講してみて欲しい。
ぼくは、もともと医療の分野にはなんとなく興味があったんですが、実際にこのプログラムを受講するのは友だちに勧められて入ったんです。でも、そういう気軽なスタンスでも実際にやってみたら、深い学問と最新の技術が間近に見られて、ますます興味がわいてきました。
ロボット操作による遠隔手術も実際に見られるので、たとえ、将来的に医療分野へ進まなくても、経験しておくと、どこかでその知識が活かされると思います。とてもよい勉強にはなるし、今学んでいることへの「やる気」も養えますよ。
中尾友治(情報科学部システム工学科4年生)