広大、工大、市立大。三者三様の先生や学生をみて、刺激を受けました。
情報医工学プログラムを学んで、1年が経ちます。今は、広島大学の先生から医学の基礎と応用例を学んでいます。具体的には各骨の名称や筋肉、神経など様々なことを学んでいますが、専門的な知識が多くて、とまどうこともあります。
実際に手術風景をみたときは、最初10人ぐらい受講していた女子が次々とやめていき、私たち(山本さんと里中さん)二人だけになってしまったんです(笑)。
システム工学科は毎週レポート提出があって、締め切りの次の日にプログラムの授業というときもあり、本当に大変でした。でも、生講義でマイクを使ってリアルタイムにコミュニケーションがとれるので、先生によっては受講票を見ながらあてることもあります。広大の先生からいきなり「山本さん、いるかな」みたいな感じで。でも、他の大学の先生や学生の様子を見ることができのはとても刺激的です。広大の学生は講義後に先生へどんどん質問して、疑問をその場で解決していくのを見ると、すごいな、と同じ大学生なのに感心してしまいました。
人と機械の関係性を医療の視点から養うことで
人間工学研究室へ進むきっかけにもなりました
入学当時は、数学の先生になりたいと思っていたのですが、このプログラムを学びながら、人間工学のほうへ興味が移り、人間工学研究室へ進むことにしました。
人間工学研究室では、医療や心理をより専門的に学びます。医工学プログラムを受講し、医学的な知識が少しずつ養われてきて、実際に医療の現場で活躍する福祉機器などにも興味がでてきました。そう考えると、このプログラムは影響があったと思います。3回生になると少し時間に余裕ができるので、授業が終わってすぐに帰るのではなく、もっとこのプログラムを活用して学んでいく人が増えたらいいですね。
山本あゆ美(情報科学部システム工学科4年生)