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学生の声 中尾友治さん

生体理工学への興味を深めてくれた情報医工学。

大学院に進むのですが、実際に就職活動をしてみて、自分にはまだスキルが足りないことに気づき、どうせ就職するならこれから伸びそうな分野に就職したいなと思いました。そこで、まずは大学院でスキルをつけて、現在盛んに研究がおこなわれている生体理工学の分野への就職を考えたんです。今は、生体理工学研究室というところで、脳の動作原理の解明や、情報と生体機能を組み合わせた研究をしています。BCI(Brain –Computer Interface)やBMI(Brain –machine Interface)といわれる分野です。

実際にはどの分野に行けるかはわからないし、研究している内容と就職先が関係してくるかどうかはわからないのですが、学んだ知識を活かせるような分野には進みたいです。 
就職活動をしていくときに、ある程度目標と計画がないとだめだと思うんですけど、医工学プログラムを受けることで、僕は自分の進みたい分野を見つけて、やりたいことが出てきたところがあります。自分でどれだけ将来を見据えて計画的にやってこれたかというのが就活でも重要になってくると思うのですが、医工学はそれを示すにはとてもいい機会だし、就職活動をしていくうえでも、胸を張ってアピールできるような充実した内容です。医学に通じる部分で働こうと思っている人は、得られる知識はたくさんあると思います。

社会を変えたり、支えるための基盤や骨組みを作っていきたい。

最近、学生ベンチャーグランプリというのに応募しました。生体認証の分野での事業展開をテーマに考えたのですが、なぜそれを思ったかというと、今の社会って、契約を交わす時に住民票や免許証などで契約していて、自分の証明を「紙」に頼っていますよね。なぜ、自分自身を自分自身の体で証明できないのか。社会の仕組みとしてこれから変わってもいいんじゃないかなと感じたのです。実際には、デバイスを用いてその人の運動特性をみつけて、その人がどういう人なのか特定するようなシステムを考えています。いつか、自分自身を「紙」に頼らずに証明できるようにしたいです。

僕は、社会に何らかの影響を与えられる「骨組み」を作りたいという思いがあります。社会がどうあるべきかと考えたときに、どういう行動をすれば社会は変わるんだろうかと。そのときに企画や計画を立てられる人間になりたいです。自分のアイデアを出しながら社会を変えたり社会を支える基盤を作っていけたらと思っています。

中尾友治(情報科学部システム工学科4年生)

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