整形の話や臓器の話、興味深い話がたくさん聞けます。
将来やりたかったことが3D関係だったこともあり、情報系で3Dにも関連のある市立大に入りました。でも3年生になって情報系以外の事もやってみたくなり、ちょうどそこにタイミングよく情報医工学プログラムのガイダンスがあったので、視野を広げるという意味で受けてみました。
今は、「歯」について整形学的なことを学んでいます。鼻と口の美しいラインについての話とか、整形でめざす完ぺきな横顔の話とか、有名な女優さんを例に出されながら、とても興味深い内容の講義を受けていますね。
なかでも印象に残った授業は、「肺」についての話です。僕は陸上をしていることもあり、どのように口から空気を取り込み、酸素がどのように肺にいき渡り出ていくか、という循環の仕組みを勉強したんです。喫煙者の肺の画像が真っ黒だったのも怖かったですね。「煙草は絶対だめだ。副流煙も怖い」と強く思いました(笑)。
また、三朝医療センターの研修では、最後の日の夜に3大学合同のミーティングがありました。「健康とは何か」という課題で、健康とは“カラダの健康”と“心の健康”があるよね、体の健康はなんだろう、心はなんだろうということを深く追求して話し合いました。7-8人でグループになり、後日まとめて代表者がプレゼンをするということをしました。
「友だちに誘われて」というような気軽なスタンスでも受講してみて欲しい。
このプログラムを学んで、自分の将来の視野が確実に広がったと思います。今は主に通信系の授業をしているのですが、通信と医療をつなげられたらどうなるだろうか、とか、新しい方向性が出てきました。大学院に進むことを希望していますが、情報医工学を学んだおかげで、医療の道が選択肢として増えましたね。学んでなかったら考えてもみませんでした。
実際に市立大で学ぶことは、専門分野ばかりになります。だからこそ、他の学問の関連を少しでも多く学ぶことが大事だと実感しています。情報と医療はまったく内容が違いますから、簡単に言うと「緊張がほぐれる」という感じです。「情報ばかり」ではないんだなと。しかも、情報と医療は関連付けられることも多いので、多少でも興味があれば受けてみたらいいかなと思います。
森大輝(情報科学部情報工学科3年生)