医療系実習報告 県立広島病院
【実習期間】
平成23年8月29日(月)~9月2日(金)
【時間割】
区分 | 日時 | 担当 |
---|---|---|
1日目 | 9:00~12:00 | 総務課 |
13:00~17:00 | リハビリテーション科 | |
2日目 | 9:00~17:00 | 放射線科 |
3日目 | 9:00~17:00 | 臨床工学科 |
4日目 | 9:00~17:00 | 臨床研究検査科 |
5日目 | 9:00~17:00 | 薬剤科 |
【実習の感想】
■ 病院実習に参加し、講義では学べない視点から医学について考えることができました。印象に残っているのは「血中正常値の範囲は健康状態と必ずしも相関があるとは限らないこと」や「予防薬の研究はあまり進んでいないこと」等の話を聴けたことです。それらの話から医学分野において情報科学技術の介入の余地があることを知りました。短い実習期間で期待以上のことを学び、自分なりに情報科学の課題を見つけることができたように感じます。
■ 医療系実習では、医療現場で情報技術がどのように使われているのか、またどのようなシステムが必要とされているのかということを学ぶことができました。まず、ミスがあることが絶対に許されない現場であり、システムの安全性が第一であるということを実感しました。今回の医療実習は、情報を学んでいる自分たちにとって、通常接することができない医療現場での実習で、ユーザ側の意見を聞くことができ、とても勉強になりました。
■ 私は就職が決まっていて、そこは医療とは全然関係がないのですが、患者とは違う立場で病院に行って、自分が大学で勉強してきたことが医療でどう活かせるかを考えたり、自分の知らない知識が得られればと思い今回の医療系実習に参加しました。自分が現在研究していることが医療の現場でどのように使われているかを知ることが出来て、自分研究していることに対してさらに興味を持つことが出来たので参加してよかったと思いました。
■ 私は、医療現場でのヒューマンエラーに着目し、病院実習を受けました。人間誰しも、ミスはしてしまうものです。しかし、医療現場では一つのエラーが人命に直接関わって来ます。このヒューマンエラーを減らすための対策として、一部バーコードなどの技術が利用されていましたが、人間によるトリプルチェックなど、まだデジタル化されない場面が多々ありました。医療と関わって行く上で、私たちは、エラーを減らすためのシステム作りをしていけたらと感じました。